最近CMで話題となっている「NURO(ニューロ)光」は最大下り2Gbps現在の固定回線の中では最速級を誇る光回線です。
今回はあなたにとってより快適なインターネット環境を得られるようこのNURO光の特徴やメリット、デメリットを解説していきます。
NURO(ニューロ)光とは?
NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが運営しています。
現在、大手キャリアのソフトバンク光、ドコモ光、au光など主な光回線では最大下り1Gbpsが多い中、NURO光はなんと最大下り2Mbpsとなっています。
もちろんこれらはあくまでも理論値ですので、実際の速度は理論値よりも下がるのは当然ですが、それでも光回線の中では速い方です。
下りのスピードが速いということは、検索結果の表示やWEBページの閲覧、次のページへの移行時の表示スピード、がスムーズだということです。
また、オンラインのゲームをしている方にとっても、ストレスなく、より快適なインターネット環境を提供できるサービスです。
もちろん固定回線ですので、ご家族のパソコンやスマホをたくさん接続しても、ホームルーター、モバイルルーター(ポケット型ワイファイ)やWiMAXのように速度が落ちることはありません。
スマホについている利用可能な通信量とは別に、新たに何か契約を検討してる方のネット検索時によく見かけるホームルーター。ホームルーターって何?光回線やモバイルルーターとの違いやホームルーターを設置することでのメリット、デメリットなどを解[…]
それでは更に詳しく、この最速級の光回線NURO光についてみていきましょう。
NURO光の料金プランは2ギガと10ギガプラン
続いて現在のNURO光の料金プランを紹介します。
NURO光の料金プランには「NURO光 2ギガ」と「NURO光 10ギガ」と大きく2つのプランに分かれています。これがベースとなる料金プランと考えてください。
NURO光の2ギガプランとは、最大下り2Gbps(他社大手キャリアの光回線は最大下り1Gbpsが通常プラン)の速度で、3年契約と2年契約があり、契約満了後は2年ごとの自動更新となります。
また、NURO光の10ギガプランとは、最大下り10Gbpsの速度で、数値をご覧のように、更に高速のインターネット通信が利用できます。
10ギガプランは3年契約のみ、対応エリアは2ギガプランと若干異なり(各対応エリアは後述します)、契約満了後は2年ごとの自動更新となります。
この様にNURO光の基本的な料金プランである2ギガプランと10ギガプランの違いは最大下り速度の違いとなります。
以下、2024年8月現在のNURO光の料金プランをまとめてみました。
2~3年の契約期間ありの場合(税込)
料金プラン | 2ギガプラン(3年) | 2ギガプラン(2年) | 10ギガプラン(3年) |
月額料金 | 5,200- | 6,100- | 5,700- |
通信速度 | 下り最大2Gbps 上り最大1Gbps | 下り最大10Gbps 上り最大10Gbps | |
契約事務手数料 | 3,300- | ||
工事費 | 44,000-を36ヶ月分割 | 44,000-を24ヶ月分割 | 44,000-を36ヶ月分割 |
途中解約手数料 | 3850- +工事費分割の残債 | 3,740- +工事費分割の残債 | 4,400- +工事費分割の残債 |
満了後の自動更新 | 2年更新 | 2年更新 | 2年更新 |
無料解約期間 | 契約満了月から3ヶ月間 | ||
お試し期間 | 2ヶ月目の末日まで 途中解約手数料が無料 ※もし回線撤去をご希望の場合は、別途費用が発生。 |
2ギガ(3年/2年)、10ギガ(3年)が基本的な契約期間となり、2ギガプランの2年契約に関しては、月額料金が割高になっています。
NURO光の特典
NURO光の2ギガプラン、10ギガプランそれぞれ、申し込み不要で付いてくる特典があります。(2024年8月現在)
申し込み不要で付いてくる特典
また、これら契約期間があるプランに関しては、申し込み不要で付いてくる特典が適用されます。
- 工事費実質無料・・・3年契約時工事費を36ヶ月で分割、2年契約時24ヶ月で分割ですが、その分割した工事費が毎月割り引かれるため実質無料
- 設定サポート1回無料・・・開通後の設定などのサポートが一回分無料
- 解約手数料2ヶ月無料・・・つまりお試し期間が付いている
6万円キャッシュバック特典
現在行われている6万円キャッシュバック特典条件は以下です。
- お申し込みから12ヶ月後の月末までにNURO 光が開通された方かつお支払い方法の登録がお済みの方
- キャッシュバックのお受け取りまで、NURO 光を継続してご利用された方
NURO光の対応エリア
NURO光は全国どこでも利用できるわけではありません。
2024年現在は以下となります。最近では新たに中国エリアの一部でもNURO光を利用することができるようになりました。
注意点として、全ての都道府県で利用できるわけではない点、2ギガプランと10ギガプラン対応のエリアが若干異なる点です。
提供エリア | 都道府県(2、10ギガ共に対応) |
北海道 | 北海道 |
東北 | 宮城、福島、山形 ※10ギガプランのみ対応エリア |
関東 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 |
東海 | 愛知、静岡、岐阜、三重 |
関西 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 |
中国 | 広島、岡山 |
九州 | 福岡、佐賀 |
NURO光の契約を検討している方は、まずご自身のお住まいがNURO光対応エリアであるかを確認しておきましょう。
NURO光のメリットとデメリット
次にNURO光のメリットとデメリットについて解説します。
NURO光の契約を検討している方は、メリット、デメリットを理解したうえでお考え下さい。
メリット①現在の光コラボの光回線と比較して速度が速い
冒頭でもふれましたが、大手キャリアのソフトバンク光、ドコモ光など光コラボと呼ばれる光回線では最大下り1Gbpsが多い中、NURO光はなんと最大下り2Mbpsとなっており、理論値ではありますが、2倍の速度です。
速い理由として、やはりフレッツ光や光コラボとは異なり、ダークファイバーを利用した独自の回線を利用しているからです。
理論値(ベストエフォート)とは、最良の条件が揃った状態での最大速度ということになります。
これはその他の光回線などの固定回線、ホームルーター、モバイルルーター、スマホ、格安スマホでも同じことが言えます。
今回のような光回線の場合、エリアや使用している有線LANのケーブルのスペック、無線LANを利用する場合はWIFIルーターのスペックも影響します。
ちなみに、各社が提示しているベストエフォートの最大値は、有線LANで直接繋いだ場合の速度を掲載してるため、無線LANを利用する場合はおのずと最大速度は落ちてしまうのは当然です。
参考までにみんそくさんに掲載されているNURO光の速度計測値では、ランキング6位、大手キャリアの光回線と比較するとその中では1位です。
その他現在全国でNURO光を利用している方の速度もいくつか掲載されていますので、参考にしてください。
メリット②ルーター不要で無線LANが利用可能
NURO 光と契約すると、無料でONU(Optical Network Unit=光回線終端装置)を借りることができます。
このONUには、無線LANの機能もついているため、別途ほかの機器を購入しなくてもパソコンやスマートフォン・タブレットなどを無線(WIFI)接続することが可能です。
メリット③NURO光開通までモバイルルーターをレンタルできる
NURO光を契約する際、前の回線を解約している場合もあると思います。その際、全くインターネットが使えないのはかなり不便な状態です。
1ヶ月の利用で、契約縛りなしのモバイルルーターサービスも数多くありますが、NURO光では2ヶ月間モバイルルーターを無料でレンタルできるサービスもあります。
※端末により容量の制限があります(10GB/3日 2ヶ月無料)、無制限のものは有料になります。
メリット④ソフトバンクユーザーならスマホ割り適用特典もあり
ソフトバンクユーザーで、NURO光でんわを申し込むと最大永年1100円引きになります。
これはNURO光でNURO光でんわ申し込み後、ソフトバンクショップにて手続きする流れです。
メリット⑤すでにNURO光導入済みマンションの場合はメリットが多い
本記事では、主に戸建ての料金や特典、キャンペーンを紹介していますが、NURO光はマンションのプランも存在します。
【NURO光 for マンション】
すでにNURO光を導入済みのマンションの場合、宅外工事はなく、宅内工事の1回のみのため、開通まで1~2週間とスピーディです。
2ギガ(3年契約)プランの場合、2,090~2,750円/月(初月、プロバイダ・無線LAN料金込み)※工事費44,000円はお申込み特典で実質無料
月額料金に幅があるのは、マンション内でのNUROユーザーの人数によって異なるためです。
あなたのマンションがNURO光導入済み物件であるかは以下のボタンのNURO光公式ホームページにて住所、マンション名まで入力して検索すればわかります。
デメリット①現在は開通まで時間が結構かかる場合がある
NURO光の対応エリア自体、年々広がっていますが、それに伴い新規ご契約者も増加しており、開通工事の予約がかなり混雑しているエリアがあります。
そのエリアでの契約の場合、申し込みから開通までは結構かかってしまっている状態です。
- 戸建てで1~2ヶ月
- 集合住宅で1~3ヵ月
早く利用したい方にとってはデメリットとでしょう。
光回線の引っ越しに関しては下記関連記事を読んでください。
新生活や会社での異動など、住んでいる地域から新たな場所へ引っ越しする際、これまで利用していたインターネットの固定回線を継続手続きをして利用した方が良いのか、それとも解約して新たに契約した方が良いのか。現在では数多くのプロバイダーが存[…]
デメリット②未対応エリアがまだまだ多い
先述しましたが、もう一度対応のエリアを掲載します。
ご覧のように全国で見ると未対応のエリアがまだまだ多い状態です。未対応エリアにお住まいの方は利用できないので、これもデメリットと言えます。
その分まだ全国網羅するまでに時間がかかっている状態。でもしっかり対応エリア内であれば、結構オススメよ。混雑していない分、速度はぶっちゃけ速い
提供エリア | 都道府県(2、10ギガ共に対応) |
北海道 | 北海道 |
東北 | 宮城、福島、山形 ※10ギガプランのみ対応エリア |
関東 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 |
東海 | 愛知、静岡、岐阜、三重 |
関西 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 |
中国 | 広島、岡山 |
九州 | 福岡、佐賀 |
デメリット③2024年8月現在東北エリアは10ギガプランしか選べない
東北エリアの一部ではNURO光の対応エリアとなりましたが、他のエリアでは2ギガ、10ギガプランの中から選べるのに対し、東北の対応エリアにお住まいの方に関しては、2024年8月現在では10ギガプランのみとなっています。
デメリット④未導入時のマンションの場合のハードルが高い
NURO光導入済みのマンションにお住まいの方にとってはかなりのメリットですが、未導入のマンションの場合、申し込みのハードルが高くなります。
マンション側の許可や工事回数が増えるため、開通まで時間が更にかかる、ある程度契約する人数が必要な場合が出てくるなど。
公式サイトで未導入だった場合は一度、NURO光に導入までの流れや詳細、条件などをお問い合わせください。
対応エリアであればかなり優良な光回線NURO光
本記事では、NURO光の特徴やエリア、メリット、デメリットをご紹介しましたが、なんだかんだ対応エリアであれば、かなり優良な光回線だと思います。
何と言っても下り速度が速いインターネット通信は、これまでインターネット通信を行っているあなたにとって、魅力と言えるのではないでしょうか。
正直な話、インターネット通信での最大のストレスはこの2点!
- っもうっ!遅い!
- 時々途切れて安定しない
- 今使っている光回線が遅くて苦痛な方
- 固定回線は光回線だが、VDSLのため、速度が遅くてイライラする方
- これから光回線を引こうと検討している方の中でスピードは妥協できない方
これらに該当する方にオススメしたい光回線です。