光回線 有線接続 無線接続

光回線の有線接続と無線接続どっちが良い?違いとメリットとデメリット

インターネットを利用が当たり前となった現代社会において、自宅でも光回線を利用している方も多いと思います。

光回線を用いて端末に接続する際、実際どちらが良いのか疑問を感じるところ。

今回は光回線を有線接続すべきか、それとも無線接続すべきか、違いとそれぞれのメリット、デメリットを解説します。

 

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それではまず、それぞれの接続方法について簡単に説明しますので、おさらい程度に読んでみてください。

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光回線の有線接続(LANケーブルを使った接続)とは

光回線の有線接続とは、光回線のONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)からLANケーブルを用いてパソコンや家電製品、デジタル家電、NAS(ネットワークHDD)などに接続してインターネット通信を行う状態を指します。

一部のノートパソコンやスマホやタブレットなどLANケーブルを差し込むためのLANポートがない端末であっても、USBポートが端末についてるのであればイーサネットアダプタで有線接続が可能です。

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光回線を有線LAN接続するメリット

一見LANケーブルが邪魔に感じてしまいそうですが、光回線を有線接続することでのメリットがたくさんあります。

光回線の通信速度が速い

有線接続のメリットといえば、やはり通信速度が速いことです。

光回線のサービスを申し込む際や比較している際に、必ずチェックするであろう通信速度。

各サービスの詳細に記載がある最大〇ギガビーピーエス(〇〇Gbps)、メガビーピーエス(〇〇Mbps)は有線接続時の最大通信速度です。

通信速度を重視する方なら、光回線を有線接続することでより快適なインターネット通信を行うことができます。

あくまでも理論値ですので、下り最大1Gbpsとの記載であれば実測値は平均300Mbpsほどです。

しかし、光回線の通信速度を最大限に活かしたいのであれば有線接続が良いでしょう。

近年では、ダークファイバー系のNURO 光【PR】や【So-net 光 (auひかり)】【PR】の光回線では2Gプラン~10Gプランも提供されていますので、通信速度を重視して光回線を選んでいる方は参考にしください。

安定したインターネット通信ができる

直接LANケーブルで接続しているため、信号の劣化や電波干渉が少ないため、通信が途切れることも少なく、安定した高速通信が可能です。

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セキュリティが高い

直接LANケーブルで接続しているため、無線接続(Wi-Fi)と比較しても第三者の不正アクセスのリスクが少なくなります。

その分セキュリティが高いと言えます。

遅延が少ない

有線接続は無線接続に比べて遅延(Ping)が少ないのも特徴の一つです。

特にFPSのようなオンラインゲームで遊ぶ方や仕事でZOOM、Google Meetを使う方などリアルタイム性を重視したい方にとっては強いメリットです。

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光回線を有線LAN接続するデメリット

しかし光回線を有線接続することはメリットだけではなく、デメリットもあります。

有線接続できる範囲が限られる

あくまでも有線での接続のため、LANケーブルの長さが対応できるまでの狭い範囲にとどまります。

ONUを設置している近く、長いLANケーブルを購入してそれが届く範囲でのみインターネット通信が可能です。

狭い空間内での使用であれば問題ないですが、ONUを設置している部屋の隣はもちろん、フロア違いでは接続は不可能です。

接続可能台数が少ない

光回線のONU(光回線終端装置)から直接有線接続する場合、接続できる端末の台数は1台です。

ONUからルーターに接続すれば、そのルーターの接続可能台数分は接続できますが、それならWi-Fiルーターを使ったほうが現実的かと思います。

LANケーブルが邪魔に感じる時がある

光回線を有線接続する、つまりLANケーブルで端末まで繋げるため、距離が近ければあまり気になりませんが、多少距離がある場合は邪魔に感じることもあるでしょう。

また、ONUだけでなく、その他の家電もある場合、まとめて整理することも必要になる場合もあります。

LANケーブルのカテゴリによっては速度が落ちる

ONUからLANケーブルを用いて、端末に接続すれば、光回線サービスの理論上の最大速度は出ないにしろ、高速インターネット接続が可能です。

しかし、高速インターネット接続を可能にするにはLANケーブルのカテゴリ(わかりやすく簡単に言えばスペック)も重要となります。

古いLANケーブルであれば、その分速度は出ません。

 

てのりこ
たかがケーブルと思いがちですが、高いカテゴリほど高速インターネット通信を行うことができます。

 

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光回線を有線接続するメリット、デメリットを理解したうえで次は無線LAN接続(Wi-Fiルーターで接続)した場合を見ていきましょう。

光回線の無線LAN接続(Wi-Fiルーターを使った接続)とは

光回線 無線接続 メリット

光回線の無線LAN接続とは、ONUからLANケーブルを用いてWi-Fiルーターに接続し、そこから無線で各端末に電波を飛ばして接続し、インターネット通信を行う状態を指します。

 

てのりこ
無線はWi-Fiだけでなく、テレビやラジオも無線通信ですが、今回は光回線の記事のため、Wi-Fiを主とした解説としています。

光回線の無線LAN接続(Wi-Fiルーターを使った接続)のメリット

光回線 無線接続 デメリット

Wi-Fiを使った無線LAN接続のメリット、デメリット共にたくさんあります。

先述した有線接続と比較して、あなたにとってどちらの環境が望ましいのかを検討しましょう。

接続できる範囲が広くなる

Wi-Fiルーターを用いれば、端末と接続する際に使うLANケーブルが不要なため、広い範囲でインターネットに接続することができます。

例え部屋数が多い2階建てや3階建ての建物であっても、Wi-Fiルーターのスペック、中継機を用いれば、広範囲で利用できる、これが大きなメリットでしょう。

複数のディバイス(端末)に接続できる

光回線をONUから直接LANケーブルでの接続可能な端末の台数は1台ですが、無線接続であれば複数の端末(パソコン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など)に接続することができます。

また、しっかり電波が届く範囲内であれば、追加で中継器を購入する必要もなければ、無線接続なのでLANケーブルも必要ありません。

配線が不要

光回線の無線接続ではLANケーブルが不要なため、配線する必要がありません。

建物内には、その他の家電などの配線コードがありますが、光回線に使用するLANケーブルがない分、邪魔にならず、見た目もすっきりします。

光回線の無線LAN接続(Wi-Fiルーターを使った接続)のデメリット

メリットが多そうな光回線の無線LAN接続にも、いくつかのデメリットがあります。

Wi-Fiルーターが必要

1つめのデメリットは、光回線事業者側から契約時に無料でレンタルできるONUとは別に、Wi-Fiルーターが必要となります。

※サービス内容によってはWi-Fiルーターも無料もしくは格安でレンタルできる場合もあります。

Wi-FiルーターとLANケーブルのスペックによって通信速度が影響する

例え、あなたが2Gbpsの光回線サービスに契約し、光配線接続(光コンセントからONUに接続する方法)し、そこからWi-Fiルーターを使って無線LAN接続したとしても、そのWi-Fiルーターや中継器(必要に応じて使用)のスペックが低ければ、その分通信速度は遅くなってしまいます。

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有線接続より速度は遅い

光回線サービスで記載されている下り、上り最大〇Gbpsは、有線接続で行った場合の理論上の通信速度です。

Wi-Fiルーターを使って無線接続した場合は、それよりも遅くなります。

とはいえ、よほど古いWi-Fiルーターや中継器を使用しなければ、ホームルーターやモバイルルーターよりは格段に速いです。

通信が不安定になったり遅延することがある

光回線をLANケーブルを用いて有線接続する場合と比べて、無線接続は通信が不安定になったり、遅延することもあります。

これは、先述したWi-Fiルーターや中継器のスペックが低すぎなければそこまで不安定さや遅延で悩むことはありません。

電波干渉する場合がある

Wi-Fiルーターには2GHz、5GHz、第6世代のWi-Fi6E以上であれば6GHzといった3つの周波数帯があります。

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Wi-Fiの正しい選び方

そのうち、2GHzの周波数帯で接続した場合、Wi-Fiルーターの設置場所によっては家電やBlue toothと同じ周波数帯のため、電波干渉が生じて、速度低下や不安定になる場合もあります。

※Wi-Fiルーター設置場所の工夫や5GHzなど他の周波数帯に切り替えることで回避可能

セキュリティのリスクがある

Wi-Fiは外部からの不正アクセスのリスクが高いため、適切なセキュリティ設定(パスワード保護、暗号化)を行わないと危険です。

最近のWi-FiルーターWPAを設定できるものが多いため、セキュリティ面が甘くならないよう正しく設定しましょう。

 

光回線の最大速度を重視するなら有線接続・利便性を重視するなら無線接続

光回線を有線接続すべきか、それとも無線接続すべきか。

これまでに挙げたように、それぞれメリット、デメリット共にあります。

現在の光回線サービスの速度、Wi-Fiルーターのスペックを考慮したら無線接続の方が便利だとは思いますが、どちらにすべきかはあなたが何を重視するかで異なります。

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