電波の差

周波数帯(バンド)とは?モバイルルーターや格安スマホの繋がりやすさはここで決まる

モバイルルーターや格安スマホなど端末やサービスによって繋がりやすさ差が生じているのはなぜか?

これからモバイルルーター(ポケット型ワイファイ)や格安スマホの契約を検討している方が、知っておいて損はない周波数帯(バンド)について解説していきます。

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周波数帯(バンド)とは 主なバンドの簡単な特徴

周波数帯(バンド)とは、簡単にいうと電波の通り道のようなものです。

バンド数によってそれぞれ特徴があります。

後ほど記載する表を見るとわかるように、4大キャリアは複数のバンドを利用しており、都心部、山間部、人口が少ない(人口が密集していない)エリアにもきちんと電波が届くように工夫されています。

周波数が高ければ高い程通信容量が多く、大容量のデータも高速通信が可能です。しかし、弱点として、電波が届く範囲が短いのが特徴です。

例えばバンド1は旧3大キャリア(ソフトバンク、ドコモ、au)が利用している周波数帯で人口密度の高いエリアを中心に敷かれています。

バンド41は高周波数帯のため、高速通信が可能で、人口密度が高い都心を中心に多くの電波基地局を建てているため、弱点である電波の短さをカバーしています。

バンド3やバンド21、バンド11はLTE限定で、LTEの高速性を最大限に活かせる周波数帯、下り最大150Mbpsです。

日本独自の周波数帯のため、海外ではほぼ対応できない特徴を持っています。

その他、「プラチナバンド(700~900の低周波数帯)」や「FOMAプラス」と呼ばれるのはバンド18や6、新たに携帯電話ように許可された700MHz帯のバンド28などがあります。

電場が長く、広範囲にわたり対応できる特徴を持っているため、地方によく使われています。

また、これらの電波は建物や障害物を回り込む特徴を持っているため、地下や高層ビルであっても繋がりやすいです。

一方、WiMAXが利用しているバンド41はご覧の様に高い周波数帯のため、高速通信が可能です。

また、WiMAXを中心ん利用しているため、回線が混雑することも少なく、災害時などでも使いやすいです。(年々3大キャリアも進出している周波数帯のため、いずれは混雑する可能性も高くなります。)

ただし、先述したように電波が短いため、人口密度が高い都心部では基地局が多いため良いのですが、都心部から離れたエリアには弱いです。

更に、高い周波数帯は直線的に届く特徴を持っており、建物の影響を受けやすいため、都心部であっても繋がりにくい、遅い現象がみられます(以前よりは解消されつつありますが・・・)

4大キャリア(4G/LTE)とWiMAXのバンド一覧

以下は4大キャリア(ソフトバンク、ドコモ、au、楽天モバイル)と一部のモバイルルーターやホームルーターのWiMAXが利用している周波数帯(バンド)の一覧です。

 

周波数帯/キャリアSoftbank/
Y!モバイル
NTTdocomoKDDI(au)楽天モバイルWiMAX
700MHz/バンド28
800MHz/バンド26-18
800MHz/バンド19
900MHz/バンド8
1.5GHz/バンド11
1.5GHz/バンド21
1.7GHz/バンド3
2.0GHz/バンド1
2.5GHz/バンド41(〇)
Softbank Airやwifiで使用
3.5GHz/バンド42

端末が対応している周波数帯(バンド)を確認する理由

「周波数帯やバンドがどんなものか分かったけど、これって知る必要ある?」と思う方もいるでしょう。

 

  • 今持っている(昔使っていた)スマホを別のキャリアで利用する
  • 格安スマホに乗り換える
  • 中古の端末を購入して格安スマホで利用する

このような時は、これから利用するキャリアと端末が対応できるかを確認する必要があります。

端末が対応している周波数帯(バンド)を確認すべきはSIMロック解除(SIMフリー端末購入時)や格安スマホ利用時です。

各メーカーから発売されている端末で、必ずしも全て対応できるとは限りません。(apple社のiPhoneは2020年以降であれば全て対応可能)

  • モバイルルーターやホームルーターを契約する時

また、モバイルルーターやホームルーターを契約する際、それらがどのバンドを利用できるか確認しておいた方が賢明です。

プロバイダーのホームページに必ず記載されていますので、見ておくようにしましょう。

端末によって対応する料金プランが違ったり、格安なブランの場合にレンタルできる端末が古いのはこのためです。

これはモバイルルーターやホームルーターのどちらでも言えることで、安さにつられていざ使い始めたら「繋がらん、遅い」と嘆く羽目になりますので注意しましょう。

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モバイルルーター・ホームルーター・格安スマホの契約時に要確認すべきチェックリスト

あなたが、モバイルルーター・ホームルーター・格安スマホの契約時に要確認すべき項目をチェックリストにしてまとめました。

 

  1. 理想とする月額料金に収まるか(スマホなど月に支払う料金の合計は納得できる)
  2. 利用する場所で、きちんと使える速度は出るか
  3. お試しなど本契約前に使用感を試すサービスがあるか(あればなおよし)
  4. 希望する支払い方法であるか(ぶっちゃけ現在ならクレカの方が経済的)
  5. 限定した期間の利用を希望する場合、その理想に沿うことができているか
  6. キャンペーンやクーポンなどは積極的に利用し、お得な期間に契約しようとしているか
  7. 端末はレンタルなのか購入なのか

 

ご契約前にチェックして失敗しないようにしましょう。

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